本の紹介『バカでも稼げる米国株高配当投資』

ご紹介する本は『バカでも稼げる米国株高配当投資』です。

筆者の主張を一言で表すと「米国株の配当を再投資して複利で運用すべし！」ということ。

この投資手法に疑問を抱いたり、筆者のちょっと行き過ぎた言葉遣いが合わない方にはあまりオススメしません。

なにせ著者のバフェット太郎氏は「日本一アンチが多い米国株投資家」と言われているからです。

しかし内容としては、かなり手堅い投資手法が紹介されており、米国株投資を始めた身としては大変参考になりました。

また「高配当株に再投資をして利益を生む」という方法は、一つの投資手法として知っておいて損なないはずです。

著者のプロフィール

著者：バフェット太郎

日本一アンチの多い米国株ブログ「バフェット太郎の秘密のポートフォリオ」の管理人。

23歳の時に日本の中小型株で投資を開始するも、企業分析をするうちに日本株に失望し2015年夏頃より米国株へシフト。

現在の資産運用は5,000万円。コカ・コーラ株やジョンソン・エンド・ジョンソン株など、米国の超大型連続高配当株10社に均等分散投資をしている。

また、毎月米国企業から受け取る10万円超の配当金を再投資することで、利益の最大化を目指している。

過去２年間のトータルリターンは30％弱。

ブログ：バフェット太郎の秘密のポートフォリオ【米連続増配高配当株・配当再投資戦略】 (buffett-taro.net)

YouTube：バフェット太郎の投資チャンネル – YouTube

この本が向いている人

この本はどんな方にオススメかというと、

が、挙げられます。

結構「初心者向き！」と紹介されていることも多いですが、専門用語が当たり前に出てくるので本当に初心者の方には難しく感じるかもしれません。

また、あくまで長期的目線で利益を生むことを見込んでいるため、「短期で利益を出したい！」と考えている人には向いていません。

感想

一番勉強になったのは、なぜ米国株に投資をするべきかが分かったということです。

投資における米国企業の優位性を伝えるために、米国企業の経営のあり方だったり、株主への考え方など掘り下げて説明がされていて説得力がありました。

ただ、ポートフォリオの組み方として米国の個別株を8～16種選ぶことを推奨していましたが、これに関しては正直初心者には難しいのでは？と思ってしまいました。

なぜなら、個別株を決める際には念入りに企業分析をして購入する銘柄を決めることが求められるからです。

銘柄を自分で選定するということは「これから投資を始めよう」と考えている人には、ややハードルが高いのではないかと思います。

「米国株についての知識を広げたい！」「投資をしているけどなかなか良い成果が出ない！」という人には大変参考になる本です。

「これから投資を始めたい」という人は、この本で米国株に投資する理由をこちらの本で学んで、手堅く積立型の投資をするのがよいかと思います。