本の紹介『世界一やさしい米国株の教科書１年生』

「米国株をやってみたいけど、何から始めてよいのか分からない。そんなあなたにこの本はぴったりです。」

という導入から入っているように、米国株初心者にイチオシの１冊です。

本書の目標が、

「初めて米国株投資をする人が、米国株のメリットを理解し、投資方針の策定から実行までひとりでできるようになること」

とあるように、まったく投資の経験がない人でも、本書を通して株や投資の基本知識をまんべんなく得ることとができます。

また読後には、実際に証券口座を開設して米国株投資が実践できるように、証券会社の選び方や、銘柄選び、発注、積み立て、年金づくりについても紹介してくれています。

著者のプロフィール

著者：はちどう

1980年生まれ、東京都在住、兼業投資家。

2014年にワンルームマンションを売却し、米国株投資へ注力。

サラリーマンでもアーリーリタイアをが達成可能であることを証明したいと思い、2015年からブログを執筆開始。

資産運用の目標は「選択肢を増やし家族の人生を豊かにすること」。

目標を「年間500万円の不労所得」に設定し、米国株投資を実践中。

ブログ：アメリカ株でアーリーリタイアを目指す | 米国株投資と不労所得の拡大により、経済的自由を達成するまでを記録するブログ (america-kabu.com)

この本がオススメな人

・これから米国株投資を始めようという投資初心者の方

・投資について基本的な知識をつけたい方

・教科書のような投資の本を探している方

・アーリーリタイアを目指そうと考えている方

本書の内容

著者が約10年かかって行きついた結論、それは「米国株は資産運用の王道だ」ということ。

そのため本書では日本株と米国株の上昇率を比較し、なぜ投資先は米国株にすべきなのか？を教えてくれおり、それがタイトルにも表れています。

ただ米国株についてだけ深く掘り下げているだけでなく、アーリーリタイアに向けた投資の考え方や、長期インデックス投資の有利性、グロース株、バリュー株、高配当株について等、投資に関する知識を幅広く網羅している内容になっています。

その説明は、個別株を買うためのファンダメンタルの指数や統計にまで詳しく踏み込んでいます。

また、投資の入り口として知っておきたい投資信託とETFの比較や、NISAやつみたてNISA、iDeCo、そして節税についても解説しています。

「実際に米国株を買いたい」という方に向けて証券会社の比較や口座の開設方法にまで言及しているので、本書を手に口座を開設するところまで進むことができます。

感想

教科書のように丁寧に分かりすく、中立な立場で米国株について説明してくれている良書です。

良いなと思った点は、参考になるサイトなどを随所随所で紹介してくれているところです。

「この点についてもっと知りたい！」という項目があった時には、掲載されているサイトを訪れ、より自分の知りたい情報を得ることができます。

初めて読む投資の本としてオススメであることはもちろん、投資を始めている方が頭の中を整理したり、自分の行っている投資に疑問を感じた時に読むこともオススメできる本です。

投資に関する良書を探している人は、是非一度手に取ってみてくださいね！